【そもそもV.G.とは何ぞや?】(2023/3版)

 当サイト再構築時の2023年には、もはや初代発売から30年弱経過してますので、
 改めまして解説させていただきます。
 
 時は1993年7月。

 「現・株式会社テイジイエル」さんの子会社(ソフトハウス)である『戯画』さんより、
 PC98用18禁ソフトとして発売された作品が『V.G.(ヴァリアブル・ジオ)』です。

   

 当時「ストリートファイターU」の大ヒットを皮切りに、格ゲーブームが熱を増してきた頃。

 『美少女ウェイトレス達が制服のまま闘い、負けたら脱ぐ』という、
 かなりぶっ飛んだコンセプト(誉め言葉)で開発されました。

 アクションという分野が決して得意ではないPC98上で、
 スタッフさんの努力の末に発売されたこの作品。

 のちにアニメーターとして大成され「ガオガイガー」「コードギアス」などの代表作で名を馳せる、
 『木村貴宏』さんの魅力的な原画も相まって、業界に一陣の風を吹かせました。

 こちらがVGシリーズの原点であり、
 また、戯画さんの処女作でもある記念すべき作品です。

 そしてこちらを書いている2023年。
 3月末で戯画さんの活動終了が昨年から決定済みであり、
 さらにその直前である3月5日、木村貴宏さんのあまりに早すぎる逝去という衝撃が走りました。

 

 紹介に戻りますと、その後VGは90年代後半まで、家庭用移植・PC版続編をはじめ、
 OVA・小説などのメディアミックスにまで発展。
 私のような固定ファンをガッチリと掴みました。

 もっとも、格闘ゲームとしての部分は必ずしも評価が良かったわけではなく、
 当時の格ゲー界の雄、カプコンやSNKのゲームと比べられて、
 「やはりギャルゲー(キャラゲー)の域を出ない」のような批評も多かったです。

 しかし、1998年に出たプレステ用「ADVANCED V.G.2」では、その格ゲー部分までも見事に昇華し、
 前述の2社にすら劣らないほどの好評価を得るに至りました。

 こうして、ここまで続いてきたVGシリーズは、この作品をもってピークを迎えたのです。

   


 ・・・ですが!

 これと同じ年、ある大きな変動をきっかけに、
 「VGシリーズ」の歯車は徐々に狂いだしていく事に・・・。

 続きは『VGシリーズの凋落と、当サイトの開設理由&活動理念』で。
(↑は再構築前の記述ですので、色々更新が入るかもしれません)


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